寒い々が続きます。みなさん体調は大丈夫ですか?カラカラな日々も続きますので、手洗い、マスク、補液を続けましょう。
とうとうスギ花粉症のシーズン、「魔の2月」がやってきました。今シーズンは昨年末あたりから違和感が出ていて、1月上旬から内服薬を始めていて、今のところ症状はうまくコントロールできているのですが、そもそもこれからがオンシーズン。先が思いやられます。
それ以外でも巷では新型コロナやインフルエンザが流行しています。当院でも採卵直前の方が感染して、採卵ができないと言う事態に陥っている事態が散見されます。昨年以前にもあったような気がしますが、こんな事いつまで続くのでしょうか?
世間では「人手不足」が深刻化しているとのこと。実は当院でも実感しておりました。それは、「エアコンの交換に時間がかかる」という件です。業者さんにお願いしているのですが、「最低でも1〜2ヶ月かかります」のようなことを見積もりの段階から言われておりまして。ここで実感するとは思いませんでした。
1月下旬に「産業医研修会」を、2日間、合計8時間受講してきました。「産業医」とは、企業の方に、従業員に対する医学的アドバイスをする役目の医師です。
非常に興味深い講義がありました。それは『受動喫煙』に関すること。産婦人科の学会では、あまり聞く機会が無い分野です。この講義で言っていたことは、受動喫煙自体は大問題なのは当然のこと、他にも以下の内容が話されていました。
⒈ 喫煙者は、喫煙終了後、少なくとも5分間は有害物質を撒き散らしている。
⒉ そもそもタバコの匂いがするということは、有害物質が存在しており、「少しなら大丈夫」では、全く無い。
⒊ 1日1本未満の喫煙でも、死亡率は増加する...吸っているタバコの本数が少なければ大丈夫では全く無い。
⒋ 受動喫煙は論外だが、ソファーなどに付着したタバコの成分も危険 (三次喫煙と言うそうです)。
⒌ 電子タバコも、紙巻きタバコと、その悪影響は変わらない。
⒍ 電子タバコで、禁煙は成功しない。
⒎ 小児誤飲の原因はタバコが第1位だが、最近問題になっているのは、電子タバコの部品の誤飲。金属片が内蔵されているものがあるらしく、これが問題になっている。
妊娠中の方はもちろんのこと、妊活中の方も、もちろん全ての方が要注意です。
街の梅は既に小さい芽をつけ始めています。いくら寒くても、春は確実に近づいていると実感させられる1コマです。
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