診療案内

1.不妊症外来

一般不妊検査

一般不妊検査(女性)

 血液検査

 》ホルモン検査

内分泌・排卵因子(女性ホルモン異常)がわかります。大きく分けると、「卵胞期(排卵前)行う検査」と「黄体期(排卵後)に行う検査」にわかれます。「卵胞期(排卵前)に行う検査」は、生理が始まってから5〜10日に行います。
黄体期(排卵後)に行う検査は、基礎体温が高温期になったら採血をし、血中のプロゲステロンを測定するものです。

 》感染症検査

クラミジア、梅毒などの性感染症の検査を行います。

 》抗精子抗体検査

体に入ってきた精子を、免疫システムが「異物」と認識して排除しようとする抗体のチェックを行います。


 子宮卵管造影検査

子宮因子、卵管因子がわかります。生理が始まって7〜10日に行います。子宮の出口(子宮口)から液体(造影剤)を子宮内に注入し、レントゲン撮影をするものです。子宮内部の状態、卵管の通過性、卵管周囲の状態などがわかります。造影剤を注入中に痛みがあり、検査後もしばらく生理中のようなお腹が重い感じがします。

 超音波検査

内診台に上がっていただき、腟より超音波の器械を挿入し、子宮、卵巣、卵管の状態を調べます。
ほとんど痛みはありません。

 子宮頚管クラミジア検査

子宮の出口の分泌物を採取し、クラミジアがいないか検査します。
原則としてクラミジア感染症の治療後に行います。

 子宮腟部細胞診

いわゆる子宮ガン検診です。不妊症で来院する方の年齢は、子宮頚ガンの発症年齢でもあるため、念のため検査をします。
1年以内に行った方は原則行いません。

 子宮頚管粘液検査

排卵が近づくと、それまで硬くモチモチしていた子宮頸管(子宮の出口)付近の頸管粘液がサラサラになります。
この水をつたい精子が子宮に入り込みます。だから排卵近くになると頚管粘液がサラサラになる必要があるのです。これを調べます。この頚管粘液と精子の相性をみる検査として、ヒューナー検査(性交後試験)というものがあります。これは検査前日の夜に性交渉をしていただき、翌朝に腟内にいる精子の運動性を検査するものです。

一般不妊検査(男性)

 精液検査

精液量、精子濃度、運動している精子の割合などがわかります。
まず(奥様で結構ですので)専用の容器を来院してもらって下さい。
精液の採取に関して注意事項がありますので、外来でよく説明を受けて下さい。

 血液検査

男性ホルモンや感染症の検査をします。

最近当院の受診前に、旦那様だけ泌尿器科に受診されるカップルが散見されます。
多くの場合、泌尿器科系の生殖医療専門医ではない医師に診察されている様です。
当院ではまず精液検査と採血を行い、必要な場合信頼のおける泌尿器科系の生殖医療専門医に依頼をしています。
ご自身の判断で専門医以外の泌尿器科医師の診察を受けることは全くお勧めできません。
どうかご注意を。

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一般不妊治療

 タイミング法

排卵日を外来診察で推定し、それに合わせて性交渉を持っていただく方法です。
生理開始日から数えて約12日頃に外来に来ていただきます。超音波検査による卵胞径測定、尿中LH測定、頚管粘液検査、基礎体温表などにより、総合的に判断し排卵日を推測します。
排卵の数日後に超音波により排卵の確認をします。

人工授精

タイミング法で妊娠しない場合や、子宮頚管粘液の異常(ヒューナー検査異常)の方に施行します。
卵胞のチェックや排卵のチェックはタイミング法と同じです。排卵日の朝に家で旦那さんに精液を採取してもらい、奥様に朝外来に持ってきてもらいます。
病院で精液を処理し、元気な精子だけを回収し子宮内に注入します。約30〜40分かかります。

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高度生殖医療(体外受精、顕微授精など)

1.体外受精・胚移植(IVF-ET)

AIHでも妊娠しない場合、初めから卵管障害、乏精子症がわかっている場合に施行します。
奥様の卵巣から卵子を取りだし、精子と混ぜ培養し、できた受精卵(胚)を子宮に戻す方法です。
採卵は静脈麻酔下のもと腟から超音波ガイド下で針を刺して施行します。
朝来院し、麻酔の覚め具合にもよりますが、12~14時ごろに帰宅できます。採卵の2日後に胚を子宮の出口より戻します。
約2週間後に妊娠の判定です。妊娠率は約20~30%です。
(世界的に見てもほとんどこの数字は変わりません。)

2.顕微授精(ICSI)

重度の乏精子症や、IVF-ETで受精卵が得られなかった場合施行します。
スケジュールはほとんどIVF-ETと同じです。

違うのは、「卵子と精子を混ぜる」かわりに「卵子の中に細いガラス管を使用し精子を注入する」ことです。妊娠率は約20〜30%です。(世界的に見てもこの数字はほとんど変わりません。)

3.精子凍結保存、解凍

御希望のある場合、精子を凍結保存することができます。
理論上有効期間は半永久的です。旦那さんが長期出張であるが不妊治療をしたい場合や、特殊な方法でしか精子が採取できない場合(インポテンツや精管の障害)に有効な方法です。
精液検査と同じ要領で精液を採取して下さい。当院で処理し凍結保存します。適時解凍します。

4.胚凍結保存、融解

IVF-ET、ICSIで残った胚は、御希望のある場合凍結保存できます。
理論上有効期間は半永久的ですが、日本産科婦人科学会のガイドラインによると、生殖年齢中までとなっています。IVF-ETやICSIで妊娠しなかった場合、少し時間を置いて融解胚による胚移植を施行します。スケジュールはIVF-ETとほとんど同じですが、麻酔や針の穿刺はしません。胚移植後約2週間で妊娠の判定をします。成績はIVF-ETとほとんど変わりません。

当院では、ここで紹介したすべての手技が施行可能です。日程の相談、手技に関する質問などがありましたら、お気軽にお尋ね下さい。

不妊カウンセリング【完全予約制、土曜日午後】

※大変申し訳ございませんが現在休止中です。

 不妊カウンセリング(完全予約制)

開催日 毎週土曜日
時 間 午後2時~
人 数 1組
内 容 妊娠をしない悩みや不妊治療中の悩みをカウンセリングします (不妊症の検査や治療方針を相談したい場合にはこのカウンセリングではなく直接院長に お話しください)
その他 当クリニック通院の方限定とさせていただきます
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2.不育症

習慣流産の検査・治療

不育症とは?

「不育症」の定義ははっきりしません。日本産科婦人科学会では「自然流産を3回以上連続する場合を「習慣流産」と定義しており、これを不育症と同義的に使用されることが多いですが、「反復流産」(自然流産を2回以上連続して繰り返す状態)も含めることがあります。

 不育症の原因

1. 血液凝固因子   4. 染色体異常
・抗リン脂質抗体症候群
・血液凝固因子異常
・血小板増多症
  ・均衡型相互転座
・ロバートソン転座
2. 子宮因子   5. 感染症
・子宮奇形
・子宮筋腫
・子宮内腔癒着
・子宮頚管無力症
  ・クラミジア
・トキソプラズマ
3. 内分泌因子    
・黄体機能不全
・高プロラクチン血症
・糖尿病/耐糖能異常
・甲状腺疾患
   

 不育症の検査

・超音波検査、内診

・血液検査

上記原因のほとんどは血液検査です。そしてほとんどは妻の血液を使用し、保険適応内です。
しかし上記原因の中で、4. は夫妻の血液が必要で、保険適応外です。

 不育症の治療

  • 1. 血液凝固因子:アスピリンや漢方薬
  • 2. 子宮因子:手術
  • 3. 内分泌因子:ホルモン剤や血糖降下剤などの内服薬が中心
  • 4. 染色体異常:現在のところ治療方法はありません
  • 5. 感染症:抗生剤

現在不育症の検査、治療の受け入れを中断しています。
ご希望の方は当院の信頼の置ける医療施設に紹介しています。
ご希望の方には紹介状を作成します。

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3.婦人科一般外来

月経異常(月経不順、生理痛)

子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫の診断、治療

避妊相談(ピル、緊急避妊、避妊リングなど)

 経口避妊薬

〈作 用〉

女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモンを含有した錠剤で、正しく服用することにより主として排卵を抑え、避妊効果をあらわします。この2種類のホルモンにより、排卵が起らない状態になり、排卵をしても受精卵の着床を防ぐ、子宮内に精子が入りにくくなるという作用で妊娠を防ぎます。

〈効能・効果〉

避妊効果は必ずしも100%とはいえません(飲み忘れを含めた一般的な使用における失敗率は5%と報告されています)が、正しく服用した場合その効果は高いとされています。

〈用法・用量〉

月経の第1日目から服用を開始します。毎日ほぼ一定の時刻に1日1錠ずつ服用します。21日間服用ピルと28日間服用ピルがあります。

〈服用前の注意〉

・経口避妊薬内服中の喫煙は、静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中などの副作用の危険性を高めると報告されています。この危険性は年齢(35歳以上)および喫煙量(1日15本以上)により増加すると言われています。したがって、35歳以上の人でこの薬を服用する場合は、禁煙する事が必要です。

 次の人は服用できません

  • 1. 以前経口避妊薬を服用して過敏症を起したことのある人
  • 2. 乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、子宮筋腫およびその疑いのある人
  • 3. 原因不明の性器出血のある人
  • 4. 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患にかかっている人、またはこれらの
        病気にかかったことのある人
  • 5. 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
  • 6. 閃輝暗点、星型閃光などの前兆がみられる片頭痛のある人
  • 7. 肺高血圧症または心房細動のある心臓弁膜症の人、亜急性細菌性心内膜炎にかかった
        ことがある心臓弁膜症の人
  • 8. 血管病変のある糖尿病にかかっている人(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など)
  • 9. 血栓性素因のある人
  • 10. 抗リン脂質抗体症候群の人
  • 11. 4週間以内に手術を予定している人、術後2週間以内の人、産後4週間以内の人、
         および長期安静状態の人
  • 12. 重症の肝障害のある人
  • 13. 肝腫瘍のある人
  • 14. 脂質代謝異常のある人
  • 15. 高血圧のある人(軽度の高血圧の人を除く)
  • 16. 耳硬化症の人
  • 17. 妊娠中に黄疸、持続性そう痒症または妊娠ヘルペスの症状が現れたことのある人
  • 18. 妊娠又は妊娠している可能性のある人
  • 19. 授乳中の人
  • 20. 思春期前の女性

〈経口避妊薬の有効性〉

経口避妊薬は飲み忘れのない理想的な服用の場合、妊娠する確率は0.1%(1000人の婦人が1年間飲み続けた場合、1人が妊娠する)ですが、飲み忘れを含めた一般的な服用における妊娠率は5%です。
1周期中で飲み忘れた錠数が増えると、妊娠する確率も増加します。

 緊急避妊

〈目 的〉

いわゆる「オギノ式」では、生理開始日から数えて7日までと、予定生理日の7日前から生理開始日までは妊娠しづらく、それ以外の日は妊娠する可能性があると言われています。その「妊娠可能日」の性交渉の時に、避妊をしなかったり、避妊に失敗する(例えばコンドームが破れたり、精液の付いた手でコンドームの表面を触ったり・・・)と、妊娠の可能性が出てきます。また、出血を「生理」と診断するのは難しく、「予定生理日」も正確に予想することもなかなか難しく、「オギノ式」での避妊は最も失敗率の多い方法です。
この時に、「ピル」を使用して、希望しない妊娠を極力避ける方法があります。これが「緊急避妊法」です。

〈方 法〉

性交渉があった時から原則として72時間以内に薬を服用していただきます。それ以降に服用した場合成功率が下がりますが、何もしないよりは良いようです。
1回2錠を1回だけ服用していただきます。

〈効 果〉

95%以上避妊に成功します。ただし、100%成功するわけではないことをご理解下さい。

〈副作用〉

嘔気、嘔吐をする可能性があります。
また薬の一般的な副作用である「じん麻疹、肝機能障害」などが発生する可能性があります。
また、内服後次の生理が来るまで効果がつづくわけではありません。次の生理が来るまでは避妊法を考えてください。

〈最後に〉

この方法は通常の「ピル」の使用方法とは異なります。施行する必要がなければしないほうが良いです。
しかし、「望まない妊娠」をして妊娠中絶するよりは、身体的・精神的にはまだ良いと思います。普段から何らかの避妊法を実践して下さい。

※未成年の方は原則保護者の方の同席をお願いしております。

思春期・更年期治療(ホルモン治療)、骨密度測定

HPVワクチン接種ご希望の方へ

国の無料クーポンを利用される中学生、高校生の方へ

2011年9月15日より、ガーダシルに無料クーポンを使用できるようになりました。
ご希望の方は電話または来院にてず自ご予約願います。
なお、クーポンを利用し、公費でのワクチン接種をご希望の方はお問い合わせください。

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4.柏市子宮ガン検診、一般検診

※乳ガン検診は実施しておりません。
柏市役所または保健所にお問い合わせください。

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